1994年12月29日(木)、30日(金)
コミックマーケット47 レポート

2日目 12月30日(金)
 同人誌もたちまち完売、すさまじき「ときめきメモリアル」人気。
 8月に行なわれたコミックマーケット46(通称夏コミ)と比べると、やや物足り
ないものであったが、それでもひとつだけ注目点があった。

 それはコナミ社が製作・発売したPCエンジンの恋愛シミュレーションゲーム「と
きめもメモリアル」の同人誌がどのくらいあるかというものだった。このゲームは共
学の私立高校に男子生徒として入学して、卒業するまでの3年間の間、お目当ての女
の子とデートをして、卒業式のときに告白されるというのが目的のゲームで、人気が
すさまじく、一時は中古ショップで、定価(8800円)より高い値段で売られてい
たり、このゲームやりたさにPCエンジン本体が売れて、PCエンジンDuo本体の
値段が5000円近くも回復したりしたゲームである。1日目に手に入れたカタログ
でサークルカットが3つあったことは確認ずみだったが、このサークルカットは8月
に募集をしたときに描かれたものであり、今日までの間に人気がさらに高くなってい
るため、同人誌の数が注目されていた。

 結果は、7サークルで延べ9冊が発売されていた。(うち3サークルの1冊は全く
同一のものなので、実質上は5サークル7冊)東館、B館、新館1階の3ヵ所で同じ
同人誌が売られていたのを除いて、すべて東館(家庭用テレビゲームの同人誌が多く
集まる館)で売られていた。
どの本もすさまじい売れ行きで、11時半には2冊を残して全て売り切れていた。
 特徴的だったのは、「卒業〜グラデュエーション」本onlyだったあるサークル
も「ソフトは持っていないけど、友達から借りたもので描いた」(本人談)「ときめ
き〜」本を出していた(しかも「ときめき〜」本が売り切れで、「卒業」本は残って
いた)ことであった。
 ゲーム系の同人誌が午前中で売り切れるのは、一部の大手サークルを除くとまれな
ことで、「ときめきメモリアル」の文字があれば、なんでもかんでも売り切れるとい
う「ときめき〜」神話は健在であった。
 また、夏コミのサークルカットはゼロ−>夏コミで実際に出た本は準備本2〜3冊
−>冬コミのサークルカットは3個−>冬コミで実際に出た本は9冊と、だんだん同
人人気が高くなっていく傾向が見られ、来年の夏コミでどのくらい出るかが楽しみである。

6:00AM 起床。大手サークル「ひよこ亭」で「卒業II」の原画集があると思っ
たので、本当は4:30に起きて始発電車で行きたかった。
6:35 東急宮前平駅で上り電車に乗る。隣の鷺沼駅始発のガラガラの電車を狙っ
て、この電車にした。
6:40 溝の口駅で、いかにもそれ(これから冬コミに行く)とわかる乗客が乗っ
てきた。このあとの駅でも、続々とそれとわかる客が乗る。
7:10 永田町駅で地下鉄有楽町線に乗ると、これから冬コミに行くとわかる客が
全体の80%ぐらいにまで増えた。でも電車はそんなに混んでいない。
7:25 月島駅で僕を含めかなりの客が下車。みんな晴海の方向に歩く。
7:45 晴海見本市会場に着く。すでに数万人が並んでいた。行列のすぐ前の女性
4人組はゲームボーイで「ヨッシーのたまご」をやっていて、後の男性3人組は
FF6の話をしていたが、話には加わらなかった。
9:40 トイレががまんできなくなってトイレに行くが、ここでも約20分の行列
一般入場開始の10時ごろちょうどトイレに入ることがてきた。
10:00一般入場開始だが、この辺(8時ごろ来た人の行列)はまだ動かない。ホ
ッといる。列が動き始めたのは11時ごろ。
11:30ようやく会場に入ることができた。早速「ぴよこ亭」に行く。
11:35ところが意外と行列が短い。列が終わって売り子さんに聞いて、「卒業II」
の原画集は夏コミで売り切ったことがわかった。朝4:30に起きなくてよかった。
11:50東館(ゲーム系の同人誌が多く集まる場所)へ行く。まず「ときめき〜」
の同人誌がどのくらいあるかを確認する。
12:30PM「ときめき〜」の同人誌は7サークル9冊出ていたが、2冊を残して
どこでも売り切れ。個人的に好きな「卒業II」「誕生」のコピー本を手に入れる。
12:40ゲーム雑誌評論家の橋岡氏へ電話をかけた後、パソコンの同人ソフトのあ
る新館2階に行く。ところが、もう午後だというのに、新館2階は1階に匹敵する長
い行列。20分並んでようやく入れたが、収穫なしですぐに戻る。
1:30 コスプレを見る。昨日見かけた「卒業」「卒業II」のコスプレを見ないの
で、探す。(3:30まで探したが、最終的には見つからなかった。残念)
2:00 その間に東館の他のゲームの同人誌を見る。夏コミでは元「ファミコン必
勝本」の投稿者や、「ぱっくんぽっけ」でおなじみの武内裕姫氏にお会いしたが、冬
コミでは武内裕姫氏も山口寛憲氏も見なかったし、旧必本の投稿者にも、もう話すネ
タがなかったので声をかけなかった。のぼりも禁止されていた。収穫は少なかった。
2:30 また、東館では夏コミで買ったゲーム雑誌評論誌「イーフvol16」を
見つけたが、なんか問題があったらしく(理由は不明。本をそこに持って来ていたに
もかかわらず)発売を中止していた。夏コミで買っておいてよかった。
3:00 B館で、夏コミで「卒業II」18禁騒動を取り上げていた「規制でPUN
!」の最新号「規制でPUNPUN!」を見つけたが、500円もした上に、ゲーム
関係では「電脳」というクイズエロゲーのことしか書いていなかったので、やめた。
3:10 そのB館で熱狂的Beeメイツ発見。詳しくはこの後で。
4:00 東館入口付近で閉会を迎える。他の一般参加者たちと共にどっと帰る。
4:30 築地駅から帰りの電車に乗る。「それ」とわかる乗客も多く乗っていた。
なお秋葉原は昨日の午前中に行ったので今日は行かなかった。
 今回の冬コミは「卒業II」と「誕生」の本を手に入れたぐらいで、本当に収穫が少
なかった。やはり暑くないと闘志が燃えないのだろうか。次の夏コミに期待する。

*相変わらず多いナコルル/しぶといストII・DQ・FF/2日目コスプレの傾向
 さて、コミックマーケットのもうひとつの楽しみは、ゲームやアニメのキャラクタ
ーの衣装に着替えて、そのキャラクターになりきる「コスチュームプレイ」(略して
コスプレ)である。コミックマーケット以外の同人誌即売会ではなかなか見ることが
できない上、コスプレもゲームやアニメの人気を左右するバロメーターとなるだけに
冬コミを心待ちにしたきた方も多いのではないだろうか。 
あいかわらず多かったコスプレは「サムライスピリッツ」で、特にナコルルのコス
プレが多かった。また、「ぷよぷよ」や「美少女戦士セーラームーン」のコスプレも
多かった。夏コミで激減した「ストリートファイターII」「ドラゴンスエスト」「フ
ァイナルファンタジー」シリーズのコスプレも少し復活した。しかし、「ときめきメ
モリアル」や昨日見掛けた「卒業〜」のコスプレを見なかったのが残念だった。

*合い言葉はBee!熱狂的Beeメイツ発見

 最近、一部でコナミ社のCDドラマ「ツインビーパラダイス」と、そのドラマで、
まどかという女の子の役をやっている、声優の国府田マリ子さんのことが話題になっ
ているが、サークルカットで「合い言葉はBee!」という、このCDドラマを象徴
するキャッチフレーズを見つけたので、早速私は行った。
 すると「署名運動にご協力ください」という文字を見つけたので、聞いてみると、
「CDドラマ「ツインビーパラダイス」の最新刊がとんでもないシナリオになりそう
なので、それの書き換えを要求する署名運動なのです」
「まどかという、これは国府田マリ子さんという声優が声を当てているのですが、女
の子が最後に殺されてしまうというシナリオになってしまいそうなのです」
 ここで僕は彼に、プレイステーションの本体と「ツインビー対戦ぱずるだま」のゲ
ームを買ったかどうか聞いた。なぜかというと、このゲームにも先ほどのまどか嬢が
出てきて、しかも声優も同じ国府田マリ子さんであるからである。
「ええ。買いましたよ。」
 僕は気を取り直して、現在のプレイステーションの最大の話題、プレステの本体や
ソフトを入れてもらうために、プレステだけ中古を扱っていないことを聞いてみた。
「うーん?そのうちプレステの中古を扱う店が増えてくるんじゃないかな。どうにか
なると思うよ」