伝説のボードGA-VDB16/PCI
そしてK6-III-400
99年9月3日、LAOXザ・コンピュータ館で最終放出と思われる「伝説のボード」
I-O DATAのGA-VDB16/PCIが手に入ってしまいました。
(新品で16800円でした)

これがパッケージ、裏はこんな感じ

PC-9821Xa7/C4によるHDBENCH2.610の結果
(CPU K6-2-266を300MHz(66x4.5)で駆動、
メモリ64MB、HDD Ultra SCSI 4.3GB、Windows95(OSR1))

99年2月に中古で2980円で購入した
Virge/DX 2MB搭載のIO-DATA GA-PGDX2/98PCIの
Processor AMD K6 3D 298.5MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-PGDXx/98PCI (S3)
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
11498 18270 22865 16349 7526 8563 114 2 9133 9166 10328 A:10MBが

99年7月に中古ジャンク扱いを3180円で購入した
Millenium4MBでは
Processor AMD K6 3D 298.4MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display フルカラー ウィンドウ アクセラレータ ボード X2/VRAM 3D対応 (Matrox)
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
12677 18293 22905 16678 8981 15764 467 5 9166 9166 10351 A:10MBになり、

GA-VDB16/PCIに付け替えると
Processor AMD K6 3D 298.8MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-VDB16シリーズ
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
15792 18291 22901 39354 7192 19682 497 59 9174 9250 10368 A:10MB
になりました。
・・・って、大して変わっていないじゃん!
GDIもギャルゲーの速度もすでに飽和状態(Milleniumでも充分速い)で
HDBENCHやセガラリー2の体験版ではじめて実感できました。
今の問題は、VDB16の搭載を実感できるゲームがないということです(爆)
まぁあと1年もすれば実感できると思いますが・・・
今からならばGA-VDB16/PCIがものすごく手に入りづらいので、
比較的手に入りやすいメルコのWGP-FX16Nでもよいと思います。

そして、最後のパワーアップ、K6-III-400MHzを9月28日、ソフマップで
12800円で購入してしまいました。
まず、下調べをしてみると・・・
*電圧2.2V(K6-2と同じ。本当は2.4V必要)、動作倍率2倍で動くらしい。
*Win95で動かすには、「藤田さんパッチ」が必要らしい。
*Write Allocate Monitor IIで「ライトコンバイン」を設定すれば
 ビデオカードがより高速になるらしい。
という情報を手に入れ、次はCPUの交換に入りました。

Xa7に刺さっているHK6-MD266-NのCPUを交換するのはけっこう大変です。
まず、CPUファンや下駄の電源ケーブルを外し
次にCPUファンを固定する留め金を、金具を押さえ付けるようにして外し、
次にCPUファンを外します。

ここで旧CPUのK6-2-266が見えましたが、
下駄にすき間なくべったり引きついて簡単は外れませんでした
下駄ごとソケットから外し、ゲタとCPUの境目にキリを入れて小さい穴を開け、
すき間を強引に作ってなんとか外しました。
取り付けるのも、結構大変でした。
CPUを下駄に差すために、隅の方に力を入れてやっと差しました。
あとはCPUにシリコングリスを塗ってCPUファンを固定し、ケーブルを差し直し
ディップスイッチを2倍設定(SW1から2-3 1-2 1-2)に直すだけでした。

なお、一部のN下駄には電圧設定のディップスイッチがあるそうですが、
私のHK6-MD266-Nはあると思われる部分は配線がしてあっただけで
2.2V以外には設定できませんでした。

それで、MTRR0とMTRR1の「Write Combining」の設定を済ませ、
さらに「EFER」を「MAX」に設定すると
Processor AMD K6 398.2MHz [AuthenticAMD family 5 model 9 step 1]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-VDB16シリーズ
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
25122 24431 30600 78131 13979 34844 497 59 9257 9241 15678 A:10MB
ついに25000突破です。
これで打ち止めだと思ったのですが
PC-98ユーザー必見の掲示板「どるこむ」で
JIVE@管理人さんの「VDB16のメモリアドレスを
20000000H〜23FFFFFFHにするともう少し速くなる」との書込みを見て
早速VDB16のメモリアドレスの「自動設定」を外し上記のアドレスを指定し、
Write Allocate MonitorIIのライトコンバインのアドレスも20、22にすると
さらに速くなりました。
Processor AMD K6 398.3MHz [AuthenticAMD family 5 model 9 step 1]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-VDB16シリーズ
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
27057 24442 30603 87364 15386 39728 490 70 9233 9216 15681 A:10MB

あと、N3下駄+K6-III-450購入やEDO SIMM購入や高速なHDD購入で
もう少し値が伸びると思いますが、金がかかる割には
それほど値が伸びないと思うのでここで止めておきます。

これで私のXa7のパワーアップは終了です。
もうすでに、K6-2-266とMillenniumでも十分速く、
そこから速くなった実感がわかないのですが
とりあえず自己満足しておきます。

VDB16で1024x768で70Hzを表示する
以前使っていたGA-PGDX2/98PCIは1024x768で
60Hz、70Hz、75Hzと表示ができましたが
GA-VDB16/PCIは標準では70Hzは映りません。
私のV13付属のディスプレイは
1024x768は70Hzは映りますが、75Hzは映らないので、
VDB16を入れてからはずっと60Hzで映していました。
しかし今は70Hzで映るようになりました。

Win98(おそらくWin95OSR2でも)では
(gavdb.inf書換えでドライバ再インストール、
モニターの種類をきっちり指定してから
(「不明」のままでは70Hzになりません)
「ディスプレイの詳細」で70Hzに変更)でOKです。

Win95OSR1以前ではさらに一工夫する必要があります。
gavdb.inf書換え->ドライバ再インストールの後、レジストリエディタで、
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet
\Services\Class\DISPLAY\0001\MODES\8\1024,768
に行き、画面の右側を右クリックして
「新規作成」−「文字列」で「OverRide」
そして「OverRide」をクリックして「値のデータ」に「1」を入力します。
「新規作成」−「文字列」で「RefreshRate」
そして「RefreshRate」をクリックして「値のデータ」に「70」を入力します。
\MODES\16\1024,768、\MODES\24\1024,768、\MODES\32\1024,768
でも同様にして終了し、再起動すれば1024x768が70Hzになります。

おまけ PowerVR1搭載PC 3D Engine

3D専用ボードです。
バイオハザード1やA列車で行こう5がサクサク動いて
かつてのパソコンゲーム界期待の星でしたが
セガラリー2体験版の前では起動さえしませんでした。
#ドリームキャストにはPowerVR2が載っているというのに・・・

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